トピックス

2024年12月23日(

冬の工作教室「スノードームと水処理のヒント」を行いました

 12月21日(土)に松江高専で冬の工作教室「スノードームと水処理のヒント」を,小学生9名を対象に行いました.

 最初に水処理方法の基本として,沈殿法の説明と実験を行いました.空気中では粒径による沈降速度はあまり変わらないのに,水中では大きい粒子ほど沈降速度が大きいことを学びました.つまり,粒径を調整すると,スノードームの雪の落ちる速度を調整できます.学んだ後,スノードームの作成に取り組みました.今回の出張授業で学んだ不思議をきっかけにして,理科や工学に興味を持って欲しいと思います. 

2024年12月19日(

環境・建設工学科2年 現場見学の実施

 12/9(月)に環境・建設工学科2年生が鳥取県の倉吉の現場と堺港における港湾の仕事について現場見学を行いました。

 積極的に質問をするなど座学がどのように仕事にいかされているのか理解を深めることができました。また,最新のDX, IoTなど技術革新を肌で感じることができました。

  

2024年12月19日(木)

最新測量技術の講習会の実施

 12/11(水)に長岡技術科学大学の高橋先生によるハンドヘルド型LiDAR-SLAMによる測量技術の紹介を学生に対して行ってもらいました。

 学生は積極的に質問をするなど授業で習うことができない測量技術について学ぶことができました。

2024年12月4日(

「メンテナンス工学」で「VR橋梁点検」についての特別授業を実施!

 12/4(水)に,5年生の授業「メンテナンス工学」で外部講師をお招きして「VR橋梁点検」についての特別授業を行いました.

 講師として中国道路メンテナンスセンターの方にお越しいただき,国や自治体の職員を対象として実施されている「VR技術を活用した橋梁点検・診断講習会」を学生向けにアレンジして実施していただきました.VR体験を通して,橋梁の点検方法や診断技術についての理解を深めることができました.

 本特別講義は,昨年度に引き続いて二度目の実施となりました.実施していただいた,中国道路メンテナンスセンターの皆さま,誠にありがとうございました.

2024年126日(

地域建設史「神門通りの道づくり」と「出雲大社」の現地見学

 12/6(金)に,3年生の授業「地域建設史」で出雲大社見学と神門通りの見学へ行きました.島根県土木部都市計画課から6名の方々に説明に来ていただき,現地で,観光振興を踏まえた様々な工夫について学びました.また,午後には出雲大社を訪問し,(株)エスティックの代表取締役社長の中筋雄三様に,出雲大社の社につながる参道の建築的な工夫,本殿の特徴,出雲大社が立地する大社地域の特性などについてご説明をいただきました.寒い中でしたが,ご説明いただいた方々,大変ありがとうございました.まちづくりを計画する上での手順や工夫,地域の風土と建設のつながりについて学ぶことができました.

2024年11月29日(

環境・建設工学科 3年生「1日職場体験」

 島根県建設業協会青年部会様にご協力いただき,11月29日(火)に,環境・建設工学科3年生を対象とした1日職場体験を行いました.学生を1〜4名のグループに分け,松江・出雲・大田・益田の15箇所の建設・建築現場で,朝から夕方までの職場体験をさせていただきました.現場の技術者の方から丁寧なご指導いただき,また,実際の現場で求められる技術や考え方を学ぶことができました.学生たちにとって,大変有意義な経験になりました.建設業協会青年部の方々,各会社および各現場のご担当者様,ご協力大変ありがとうございました.

2024年11月20日(水)

松江城および松江歴史館見学

 環境・建設工学科3年生の「地域建設史」で,11月19日(火)に松江城と松江歴史博物館の見学を行いました.

 特に,松江城では,松江市文化スポーツ部文化財課の飯塚康行様に案内していただき,明治に建てられた興雲閣や松江城を見学しました.松江城では,天守閣に登りながら,歴史的な構造上の特徴,現在の耐火基準や耐震基準に対応させる工夫について学びました.飯塚様,ありがとうございました.また,松江歴史館では,松江城下町の成り立ちについて調べることができました. 

2024年11月20日(

専攻科2年生 野津秀太さん (環境・建設工学科 卒) が 『令和6年度土木学会全国大会 第79回年次学術講演会 優秀講演者賞』を受賞

 2024年9月5日および6日に開かれた令和6年度土木学会全国大会での講演で,松江高専専攻科生産・建設工学専攻の2年生,野津秀太さんが,年次学術講演会優秀講演者に選ばれました. 

 講演の研究テーマは「深層学習による 3 次元形状の復元と損傷の検出」で,コンピュータによる機械学習を活用して,コンクリートブロックのひび割れや鋼材梁の腐食の検出を行う研究であり,建築分野のDXを推し進める上でも大変重要な研究となります.

2024年11月15日(

県庁周辺のモダニズム建築を見学

 11月15日(金)に,環境・建設工学科3年生の「地域建設史」で,島根県庁周辺の「モダニズム建築」の見学を行いました.島根県総務部営繕課の山本大輔様と井上翔太様に来ていただき,建築家の安田臣,菊竹清訓が設計した,旧博物館(竹島資料室),島根県庁,島根県立図書館,武道館について,現地でご説明いただきました.島根県庁周辺の建物が,松江城の景観との融合を配慮して設計されたことや,図書館および武道館での,菊竹清訓特有の設計の特徴について学びました.山本様,井上様ありがとうございました.

構造部門 載荷の様子

2024年11月2, 3日(土, 日)

全国高等専門学校デザインコンペティション2024 in 阿南に参加!

 11月2日(土)・3日(日),阿南高専において開催された第21回全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)2024 in 阿南の「プレデザコン 創造デザインフィールド」,「プレデザコン 空間デザインフィールド」と「構造デザイン部門」に本校のデザコンチームが参加しました.「構造デザイン部門」では,30高専52チームが参加し,「紙」を材料とする橋の模型を製作し,耐荷性やデザイン性を競いました.

 本年度は本校から受賞作品はありませんでしたが,構造部門では昨年クリアできなかった,40 kgの静荷重と衝撃荷重を見事に耐えることができ,今年の目標の達成と来年度へ期待の持てる結果となりました.



プレゼンの様子

2024年1027日(日)

ドボコン2024 で最優秀賞と美しい模型賞を受賞

 10月27日(日),松江市において(株)藤井基礎設計事務所主催で,災害メカニズムを伝える土木模型を競う「ドボコン(審査委員長 インフラ・ラボ代表取締役 松永昭吾 氏)」が開かれました.

 100円ショップの材料で作成した模型で,いかにわかりやすく災害のメカニズムを伝えるかを競うコンテストです.このコンテストにおいて

松江高専4年生の環境・建設工学科

郷原大聖・津森隆大・日野雄登チームが最優秀賞

樋口茜音・安藤優衣・西尾心音チームが美しい模型賞

を受賞しました.本年度初めて開催されたコンテストで,大学生チームを抑えて初代王者の座を獲得しました.


以下、各種メディアへの掲載情報

1)TSKさんいん中央テレビ(11月27日まで)

 https://youtu.be/XGtC65idTzI

2)日経クロステック_Web(動画は有料会員限定)

 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/02068/?ST=nxt_thmkn_const

3)藤井基礎設計事務所

 https://www.facebook.com/fujiikiso

 https://www.facebook.com/shunitsu.fujii


2024年10月25日(金)

地域建設史「神門通りの道づくり」と「県庁周辺のモダニズム建築」のご講演

 10月25日(金)に,3年生の授業「地域建設史」で,島根県土木部都市計画課の松浦様,妹尾様,島根県総務部営繕課の井上様,に来ていただき,「島根県土木部の仕事」,「県庁周辺のモダニズム建築」,「神門通りの道づくり」,についてご講演をいただきました.島根県土木部の仕事の内容,出雲大社の門前の神門通りの再生計画の工夫や,島根県庁周辺に評価の高いモダニズム建築が多数あることを学びました.松浦さんは環境・建設工学科の卒業生で,土木技術者のタイムスケジュールをわかりやすく説明してくださいました.11月と12月には,「県庁周辺のモダニズム建築」と「神門通りおよび出雲大社」の現地見学を行う予定です. ご講演いただいた方々,ありがとうございました.

2024年111日(金)更新

2年生 「創造演習」の授業で水質分析を実施

 2年生の「創造演習」で,態系に大きな影響を与える要因である水中の溶存酸素濃度を分析を行いました.池にはメダカもいましたが,どのぐらいの濃度が得られるでしょうか?この後,あまり生物が見当たらなかった排水溝の水の溶存酸素も調べました.しっかり差が出ると良いのですが・・・.環境・建設工学科では,環境評価をする上で必要となる分析技術を身につけます. 

2024年1012, 13日(土, 日

2024年度 『高専祭』‼ 

 10月12, 13日(木)に 2024年度 高専祭 が開催されました。当日は,模擬店の出店やゲストLiveなど,様々なイベントが催され,大変な盛況の中今年度の高専祭は幕を下ろしました。

 環境・建設工学科の科展示では,建築模型の展示および作成コーナーの他,液状化現象や細胞の働きについての展示など,学生が主体となり,科展示を作り上げました。

 また,来年度の高専祭を楽しみにしていただくとともに、引き続き松江高専,そして環境・建設工学科をどうぞよろしくお願いいたします。

2024年8月8日(木)

3年生を対象に特別講義を実施 

 8月8日(木)に環境・建設工学科3年生を対象に「セメント系固化材に関する特別講義」を実施しました。セメント協会から講師の方にお越しいただき,セメントやセメント系固化材に関する講義をしていただきました。講義では実際に地震後に調査に行かれた際の写真などを交えて説明していただき,学生たちは地盤改良に関する知識や重要性について学ぶことができました。なお,本講義は建設材料学の授業の一環として行われました。 

2024年7月16日(

3年生 ICT施工などの最新技術を体験

 7月16日(火)に,環境・建設工学科3年の44名が建設中の山陰道湖陵・多伎道路久村地区第2舗装工事の現場(受注者:奥村組土木興業(株))で実地研修を行いました。 

 はじめに,多伎コミュニティーセンターで工事概要や施工手順について学び,現地に移動して松江国道事務所の 山本 圭一 建設監督官 から今年度開通予定の山陰道湖陵・多伎道路について解説を聞き,その後,実地研修を行いました。
 実地研修では,4班に分かれ,(1)上層路盤(As安定処理)の施工(最新マシンコントロール技術の活用),(2)ICT舗装工(3次元測量技術を活用した出来形管理)の実施例,(3)「働き方改革」に向けたICTルールの活用(3次元測量,写真管理等の施工管理支援システム),(4)ドローンを用いた3次元測量技術,の4つのフィールドを見て回りながら舗装工事の現場における最新技術を体験しました。
 上層路盤(As安定処理)の施工フィールドでは,当初舗装工事の施工状況を見学する予定でしたが,天候不安定で舗装工事を中止したため内容を変更し,3D-MCアスファルトフィニッシャーの運転席に学生が乗り,操作レバーを握り,舗装工事の模擬体験と3D-MCグレーダのデモ走行を見学しました。ICT舗装工の実施例では,地上型レーザースキャナーおよびレザートラッカー実機による計測実演と出来形管理における3次元計測装置の有効性について実施や計測データを確認しながらその有効性について確認しました。また,ICTツールの活用では,普段の授業では使用しない追尾型の測量機器と携帯端末を用いた出来形測量やタブレットを用いた写真管理を体験し,最新のデジタル技術を用いた施工管理支援システムについて学びました。さらに,ドローンを用いた3次元測量技術では,有資格者の指導の下,ドローンの実機の操作を体験しました。当日は、松江高専環境・建設工学科の卒業生2名も参加し、実地研修をサポートして下さいました。 

 開通前の山陰道の舗装工事現場における実地研修で,建設現場における最新のデジタル技術を用いた測量機器や建設施工機械を体験することで,今後の進路を考える上で、貴重な体験をすることができました。関係の方々,貴重な機会を提供していただき,誠にありがとうございました!

2024年7月11日(

湖北中学校でキャリア教育出前講座を実施!

 建設産業は地域のインフラ整備・メンテナンス、災害対応等を担う地域を支える重要な産業ですが、就業者の減少や高齢化の進行により、人手不足や技術承継が大きな課題となっています。島根県土木部と松江高専環境・建設工学科が共催で、湖北中学校の中学校3年生53名に対して、7月11日(木)にキャリア教育出前講座として建設技術体験を実施しました。 

 第1部として、建設分野を専門とする学校での学び、将来の仕事と社会での果たす役割について、環境・建設工学科の大屋誠教授と環境・建設工学科4年奥原千博君(湖北中学校出身)、専攻科生産・建設システム工学専攻2年の宮本鉄平君と野津秀太君から講演を行いました。奥原君からは、「未来への設計図~みんなに伝えたいこと~」として、進路選択における自分の経験と将来について考えることの重要性を、また、宮本君と野津君からは、建設分野のデジタル技術を用いたBIMモデルの自動化技術やAI活用技術などの最新の技術についてわかりやすく説明してくれました。 

 第2部として、実践教育支援センター第3班と環境・建設工学科5年生、専攻科生の協力で、(1)測量技術とUAVによる自動飛行体験、(2)仮想現実✕まちづくり体験(デジタルツインとVR)、(3)赤外線カメラによるインフラ構造物点検体験、(4)レーザースキャナーによる3次元計測体験の建設技術体験を実施しました。生徒たちは、中学で学んでいる数学やプログラミング技術を用いて、建設分野で用いられている機器を直接操作し、また、バーチャル空間のまちをVRを用いて体験することで、将来の仕事を楽しみながらイメージすることができました。 

20246月28日(

学生の表彰式を実施しました!

 6月8日(土)に広島工業大学で開催された第76回 2024年度(令和6年度)土木学会中国支部研究発表会において,環境・建設工学科卒業の専攻科生3名が「若手優秀発表者賞」を受賞しました。このことを受けて,学科で表彰式を実施しました。受賞学生は土木学会中国支部商議員でもある学科長の淺田先生から賞状を受け取りました。

受賞者と発表タイトルは以下のとおりです。

〇桑原 慎太郎(生産・建設システム工学専攻 1年(環境・建設工学科出身))

 タイトル:蒸気養生槽内での型枠の上下関係による凍結融解抵抗性への影響

〇河野 栞(生産・建設システム工学専攻 1年(環境・建設工学科出身))

 タイトル:湿式動圧ろ過における各改質工程がフライアッシュモルタルに及ぼす影響

〇野津 秀太(生産・建設システム工学専攻 2年(環境・建設工学科出身))

 タイトル:深層学習を用いた3次元形状の復元方法の検討

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